歩いた時に足が痛むのは、足の血管が詰まっているのかもしれない
- 2022年12月1日
- 循環器疾患,7. 閉塞性動脈硬化症
こんばんは!
ワールドカップが盛り上がっていますね!サッカーファンの一員として明日は全力で応援したいと思います。
では今回は、間欠性跛行、いわゆる”歩いたら足が痛くなる”症状についてお話したいと思います。
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「歩いた時に足が痛む」という症状は、足の血管が動脈硬化で細くなった あるいは詰まってしまった時の症状である可能性があります。
これを長年放置していると、足の指に潰瘍ができたり、足が壊死し始め、最悪の場合、足を切断しないといけなくなる場合もありますので、早期発見が非常に大事です。
閉塞性動脈硬化症の原因
このような、足の血管が動脈硬化によって細くなる あるいは詰まってしまう病気を閉塞性動脈硬化症と呼びます。
閉塞性動脈硬化症は、喫煙や高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病が原因になって、動脈内に油や脂がたまって、血管が細くなったり、詰まってしまうことで、足に血流障害が起きている状態を言います。
典型的には下のイラスト図のように、歩くと足が痛み休むと和らぐという症状(間欠性跛行)を認めます。
似たような症状を認める病気に脊柱管狭窄症という背骨の神経を圧迫する病気もありますが、脊柱管狭窄症は「かがむと楽になる」という特徴があります。
どちらの症状か判断するのは非常に難しい為、少しでもこのような症状がある場合には遠慮なくご相談下さい。