安静時の胸痛は冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症かもしれない
- 2024年11月24日
- 循環器内科,5. 狭心症・心筋梗塞
こんにちは!
大分冷え込んできましたね。
急激な気温差は血圧の乱高下を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすトリガーとなることがありますので(ヒートショックと呼ばれます)、特に冷え込む日の入浴時などは過剰な温度差が発生しないよう工夫しましょう!
では今回は、”労作時”の胸痛の原因の一つとして知られる労作性狭心症について、胸痛の原因は?で説明しましたが、“安静時”にも認める胸痛の原因の一つとして重要な、冠攣縮性狭心症、及び微小血管狭心症について、両者の違いを比較しながら説明したいと思います。
尚、当記事を4分30秒程度の動画にまとめてみましたので、もしよろしければ、こちらもご参考にしてみて下さい♪
※ 無音でご視聴可能な動画となっております。
症状
一般的に知られる”狭心症”は、心臓の血管が動脈硬化によって細くなる労作性狭心症を指すことが多く、その名の通り、労作時=走ったり階段を昇ったりする負荷時に症状を認めることがほとんどです(不安定でない限り)。
一方で、労作に関わらず、安静時にも認める狭心症として、冠攣縮性狭心症と微小血管狭心症があります。特に、後者は最近テレビでも取り上げられ、患者さんから相談されることも多くなりました。
冠攣縮性狭心症
労作性狭心症と同様に、胸部圧迫感を認めることが多く、左奥歯や肩への放散痛を認めることもしばしばあります。
夜~朝方にかけて多く認め、数分~数十分で消失するのが特徴です。
微小血管狭心症
冠攣縮性狭心症と同様に胸部圧迫感や放散痛を認めることが多いですが、その他にも息苦しさや背部痛・胃痛など症状が比較的多岐に渡ります。
冠攣縮性狭心症よりも持続時間が長めのこともあり、1時間程度続くこともあります。

原因
労作性狭心症と異なり、いずれも動脈硬化が”直接”関与はしないことが特徴です。
冠攣縮性狭心症
心臓の”太い”血管が一時的に痙攣(攣縮)することで、心臓への血流が減ることが原因となります。
微小血管狭心症
心臓の”細い”血管が十分に拡張できない(広がらない)ことで、心臓への血流が減ることが原因とされていますが、確かなことは分かっておりません。
日本人の場合は、微小血管狭心症も、冠攣縮性狭心症と同様に血管が一時的に痙攣することが原因になっていることも多い可能性が示唆されています。

発作が増える契機
冠攣縮性狭心症も微小血管狭心症も、発作が増える契機があり、典型的なものは下記となります。
・ 精神的ストレス
・ 睡眠不足
・ 喫煙
・ 寒冷刺激
などです。
微小血管狭心症は、特に女性ホルモンとの関与が強いことも示唆されており、更年期の女性にも多いとされております。

診断法
冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症を疑った場合の当院での診断手順は、下記の通りです。
心エコー
同様の胸部症状を引き起こす他の心臓の病気との鑑別で、心エコーは必須と言えます。
24時間Holter心電図、運動負荷試験
さらに症状を認めている際に心電図変化があるかを確認する為の24時間Holter心電図や、労作性狭心症との鑑別目的の運動負荷試験(当院ではマスターダブル)も、必要に応じて行います。
ニトロ、ミオコールスプレー
冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症を強く疑う場合には、ニトロという舌下錠やミオコールスプレーという舌下スプレーを、症状を認めた際に頓用していただき、効果があるかを判定します。
診断的治療と言い、治療そのものが診断につながる為、非常に重要です。
尚、微小血管狭心症の場合は、ニトロの効果が乏しい方も多い為(効果があるのは50%程度という報告があります)、ニトロの効果がなくても、微小血管狭心症の可能性は否定せずに、診療を進める姿勢が大切です。
カテーテル検査
冠攣縮性狭心症の確定診断法として、カテーテル検査があります。
- カテーテル検査とは、造影剤を直接心臓の血管に入れて、心臓の血管を映し出す検査です。心臓の血管が有意に細くなっており、症状の原因と考えられれば、労作性狭心症と診断されます。
- 心臓の血管が細くなかった場合(正常)、さらに心臓の血管の痙攣を誘発するお薬を入れる負荷試験を行います。これによって、心臓の血管が痙攣して細くなれば(陽性)、冠攣縮性狭心症と診断されます。※ 誘発薬の正確な作用機序はやや異なりますが、分かりやすさ優先の表現としております。
- 負荷試験でも、心臓の血管が細くならなかった場合は(陰性)、微小血管狭心症が疑われますが、心臓の微小な血管は、カテーテル検査でも映し出せない為、微小血管狭心症の確定診断法はなく、あくまで”疑い”という形で治療を進めていく姿勢も大切です。(負荷試験時に循環障害を示唆する乳酸値を測定するといった特殊な診断法はありますが、現状は一般には行われていません)

注意点として、カテーテル検査で、労作性狭心症や冠攣縮性狭心症が否定的とされても、必ずしも微小血管狭心症は否定できないという点がポイントです。
尚、治療を進める上でカテーテル検査は必ずしも必須ではなく、症状を認めた際に典型的な心電図変化があった場合や臨床的に明らかに疑う場合、カテーテル検査の施行そのものが適さない場合などでは、”疑い”という形で診断的治療を行っていくことも、実臨床では少なくありません(ガイドライン一辺倒ではなく、”患者さんにとって”のメリット・デメリットを考え、治療方針を立てます)。
冠攣縮性狭心症と微小血管狭心症は、安静時にも胸痛を認める点、動脈硬化を”直接”の原因としない点、ストレス等が原因となる点などで、労作性狭心症とは一線を画した病態です。
自分がもしかしたら冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症ではないか?と悩まれている方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談下さい!
尚、治療法については、長くなりましたので、また別の機会に改めて説明したいと思います。
※ 当記事は患者さんへの分かりやすさを最大の優先事項としている為、発症機序など一部分かりやすさ優先の表現としております。

コメント
初めまして、コメントさせて頂きます。
こちらの症状とほぼ似ている状態で、何件も病院を回りましたが異常なしとの事でした。
こちらの病院は遠くて通えません。ネットで検索しても診察出来る病院が有りません。
東京の池上病院では予約が2026.3月迄いっぱいで診て頂けません。
埼玉県内で診察の出来る病院を教えて頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
残念ながら埼玉県内の病院については、責任を持ってご紹介できるに足る情報を持ち合わせておりません。
誰もが精通している典型的な狭心症ではない為、冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症についてホームページでとりあげているクリニックを探すのが最良かと愚考致します(東京都内であれば検索をかければいくつか出てきます)。
あまりお力になれず申し訳ありません。
コメント失礼いたします。
狭心症疑いで他院へ通院しています。
主治医は微小血管狭心症では死なないと言っていましたが、Webで調べると危険性があるという情報もありました。
院長先生はどのようなご見解か教えていただけたら幸いです。
50代前半で叔母が心筋梗塞で突然死しており不安です。
よろしくお願いします。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
「一般的に」 微小血管狭心症による虚血(心臓に栄養や酸素が十分いかない)の範囲は、原因が”微小血管”であるが故に非常に狭い領域となりますので、理論的には心筋梗塞までには至りにくいと考えられます。しかし、何事も100%はなく、 “絶対に大丈夫”と言うことはできません(おそらく、主治医は安心させる為に言われたのでしょう)。
症状の頻度が多すぎたり、症状が長時間続く場合には、お薬の調整が必要なケースが多いですので、主治医に都度相談いただくのが良いと愚考致します。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
はじめまして
コメントさせて頂きます
52歳男性です
四六時中胸の中央の圧迫感があり、たまに右胸や左胸、みぞおちがピリピリとした痛みがあります
安静にすると弱い動悸を感じます
また息苦しさを感じたりします
ウォーキングすると胸の圧迫感や息苦しさが和らぎます
造影剤使わない心臓のMRI検査では狭心症や心臓の病気は認められませんでした
その後他病院で胃が炎症をおこしていると診断されたり
また他病院では肺気腫で気道か炎症おこしていると診断され気道の炎症と広げる薬をのめば弱冠和らぐ感じです
またエチゾラムとゆう抗不安薬を毎日寝る前に飲んでます
最近はめまいの症状も出始めて今後仕事出来るのか凄く不安な日々をおくっています
とにかく早く治したいです
初めまして!
質問ではないようですが、こちらに投稿されたということは、冠攣縮性狭心症をご自身で疑われているということでしょうか?
いずれにせよ症状が比較的多岐に渡り、また多科受診の経緯もありますので、いただいた文面のみの情報でここで評価することは困難なことをご理解いただけますと幸いです(それぞれの科での治療の経過・効果など、さらに詳しい情報が必要です)。
もし冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症の評価をご希望されているのであれば、それらに精通していそうな(前向きに治療してくれそうな)循環器医のクリニックをホームページ等で探してみることをお勧め致します!
60歳女性。年に数回思い出したように胸痛と奥歯が引っ張られるような痛みが数分続いていましたが、最近痛みが頻繁になり持続時間も長いときは10分以上となり、循環器科を受診しました。普通の心電図は異常なく、血液検査でも動脈硬化を疑わせる所見なし。24時間ホルターをつけたところ、胸痛のあったとき全てではないが、狭心症を疑わせる波形があったとのこと。カテーテル検査に進む前に服薬で毎月通院して様子をみようということになりました。イソソルビドで頭痛、動悸、意識が飛びそうな感覚があり、ベニジピンにかわりました。普通1日2錠だが1錠から始めるとのことで服薬しています。
飲み始めは酷い頭痛とかなりの頻脈に驚きましたが、今は慣れたのか特に副作用を感じることはありません。
先月から仕事でかなりストレスを感じており、自分ではストレスが大きな原因ではないかと思っています。
服薬していて労作時に痛みはなく、仕事帰りの車の運転中や休みの日に多く痛みが出ます。また胸の痛みより奥歯や肩、顎から首にかけてや背中の痛みが多く、1日に何回も痛みが出ています。頓服薬としてニトログリセリンが出ていましたが使い切ってしまっています。もともと強い痛みではないので、ニトログリセリンがなくてもがまんできるのですが、来月下旬の診察日まで待たずに受診しないと悪化してしまうでしょうか?またベニジピンを2錠にする可能性はあるでしょうか?
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
①「来月下旬の診察日まで待たずに受診しないと悪化してしてしまうでしょうか?」
→”冠攣縮性狭心症であると仮定すれば”、現在の不安な状態をそのままにしておくこと、そのものが増悪因子になりえます。いずれにせよ1日に何回も痛みが出ているようであれば、かかりつけに電話で問い合わせて診察を早めてもらう必要性について相談することを推奨致します。
②「ベニジピンを2錠にする可能性はあるでしょうか?」
→冠攣縮性狭心症の薬は別の記事でも説明しております通り、多岐に渡ると同時に、患者さんによって合う合わないがあります。
ご指摘の通り、ベニジピンを増量する可能性もあるでしょうし、他の薬への変更、あるいは上乗せを行うケースもあると思いますが、治療薬の選択は、患者さんの背景・治療経過・薬への反応など、”患者さん全体”を実際に診て判断するものですので、この場で具体的な治療方針について言及することはできません。
症状で困っているようであれば、やはり病状を最もよく理解している主治医にご相談いただくのがベストかと思います!
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
50歳間近の女性です。10年ほど前から夜中に15分ほど胸が痛くなることが月に何度か起こるようになり、色々調べて自己判断で勝手に冠攣縮性狭心症に違いないな、とサプリでマグネシウムを飲むようにしたら胸痛が起こらなくなり、放ったらかしていたんですが先月から日中も問わず1時間程、耐えれる程度の胸痛が起こります。
更年期中で、1時間程度という長さ、放散痛はなし、昼間も起こる、ということで微小血管狭心症かなあとまた勝手に考えてるんですが、どうでしょうか。そして加療が必要になるレベルでしょうか。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
“いただいた情報のみ”からですと、「一般的には」微小血管狭心症の可能性は十分ありえると考えますが、加療が必要かどうか含めて、実際に診療しないと言及が困難であることが実情です。
実際、更年期症状などとの鑑別は非常に難しく、各種検査も含めた総合的観点から評価する必要があります。
したがって、この場のやり取りのみで診断・治療方針について言及することは困難であることをご理解いただけますと幸いです。
もし冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症の評価をご希望される場合は、それらに精通していそうな(前向きに治療してくれそうな)近医の循環器医のクリニックをホームページ等で探してみることをお勧め致します!
非常にフンワリした質問でしたのに、判りやすくご返答いただきありがとうございます。
確かに更年期が話をややこしくしてもいますので、抜けるのを待ちつつ落ち着いて近医を探そうと思います。
お忙しい中本当にありがとうございました。先生の診察を受けられる患者さんは幸運ですね。羨ましいです。
いえいえ、こちらこそあまりお力になれず申し訳ありません。
どんな症状にせよ、ご自身に合った先生を見つけることが、治療の第一歩となりますので、良い先生に出会えることを祈っております!
こんにちは。62歳女性です。突然のメール失礼します。
2023年の正月に雷鳴頭痛に襲われ、毎日頭痛に耐えて1週間後くらいにMRIでやっと「脳血管攣縮性頭痛」と診断されました。
その後2024年に胸痛が起き、近くのハートクリニックを受診したら「狭心症」疑いとの事で大学病院での検査を勧められました。大学病院ではカテーテル検査に2泊の入院が必要であることと、リスクもゼロではないので投薬で様子を見ようと言われベニジピンを朝晩飲んでいます。
脳血管攣縮と攣縮性狭心症は関連があるのでしょうか。私がそういう体質であるという事なのでしょうか。今は何も症状はないのですが、このまま薬は飲み続けるべきなのでしょうか?
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
正式な診断名は、「可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)」と考えますが、RCVSは冠攣縮性狭心症を合併する場合があります。
明確な原因は明らかにされておりませんが、体質によるところも少なくないものと考えられます。
「薬を飲み続けるべきか」という個々の治療方針につきましては、この場での文章のやり取りのみでは言及することが困難ですが、「一般的には」、血管攣縮による症状は繰り返すことが多いですので、一旦薬をやめたとしても再度必要になるケースも実臨床では少なくありません。
もし薬を中止してみたいというご希望があるようでしたら、一度主治医にその旨をぶつけてみて相談してみていただくことが最適と考えます。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
はじめまして。質問失礼します。
50代女性です。昨年秋から2種類の胸痛が起きるようになりました。(いずれも日中安静時)
①左胸がチクチク痛む。2,3分続く。1日数回起きる。起きない日もある。
②胸全体とあごが締め付けられるような痛み。10分くらい続く。3カ月の間に3回あった。
内科に行き、血液検査、心電図、運動負荷検査、心エコーをしましたが、特に異常はありませんでした。②の症状から狭心症が疑われるが、確定するにはカテーテル検査が必要と言われました。
検査について調べると、なかなか大変な検査なようで不安で躊躇しています。
院長先生もやはりカテーテル検査した方が良いと思われますか?それとも検査せず投薬での治療も可能でしょうか?(ニトロはもらっています)
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
「一般的に」カテーテル検査は心臓の検査であり、合併症が起こった場合のリスクも多分に伴いますので、確定診断をつける為のカテーテル検査は、
① 冠攣縮性狭心症の可能性が非常に高く
② 確定診断する意義がある
場合に積極的に考えるべきかと考えております。
①の具体例としては、ニトロなどの冠攣縮性狭心症薬による診断的治療が奏功する(つまり効く)場合や、症状の性状から冠攣縮性狭心症を強く疑う場合などが挙げられます。
②の具体例としては、症状の頻度・程度が非常に強く困られている場合や、診断的治療が難渋する場合、労作性狭心症も否定できない場合(つまり心臓の血管の動脈硬化による狭窄)などが挙げられます。
カテーテル検査にて冠攣縮性狭心症と”確定診断”がついた場合、自身のつきあっていく疾患として受け止めることができるケースが多く、内服の治療に前向きに取り組める場合が多いのが事実です。治療者側としても、治療を適切な方向へ導きやすいというメリットもあります。
したがって、「カテーテル検査をした方が良いか?」と問われれば、「した方が、治療そのものが良い方向へ進むことが多い」と「一般的には」言えると思います。
ただしカテーテル検査せずに内服治療をご希望される患者さんも多くいらっしゃいますので、当院では診断的治療を進めていくことも少なくありませんし、それによって症状が改善し喜ばれることも多くあります。
一番は患者さんが症状に対してどのように捉えられているかが重要なので、そういった点を中心に患者さん毎の想いを尊重して、良い方向へ向かうよう当院では全力で取り組んでおります。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
昨年の夏、仕事中(相談員に就いてます)、突然背中から胸が締め付けられる症状に襲われ、医療機関でカテーテル検査を受けましたが、緊急性はないと診断され、胸が苦しい時は内服するようニトログリセリンを処方されました。
今日は仕事中の昼間から胸が苦しく、夜帰宅後にニトログリセリンを内服しましたが症状は一向に治りません。精神的なものかもと思い、睡眠前に内服しているエチゾラムを内服しましたがやはり治りません。現在、仕事、プライベート共にかなりストレスを抱えています。受診した方が良いでしょうか。手足の痺れや冷や汗などの症状はないので大袈裟に受けたられたら申し訳ないと思い躊躇しています。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
実際に症状として自覚されており、困られているようですので、原因が何にせよ医療機関の受診を推奨致します。
“まずは”ニトロあるいはエチゾラムを処方された主治医に相談いただくのが良いかと愚考致します。
83歳女性、10年前頃から安静時に、年に1~2度位、顎や奥歯、背中などの放散痛があり、10分~20分で収まります。自分勝手な診断で、微小管狭心症ではないかと思っていますが受診はしていません。
先日、健康診断の心電図の検査で不整脈があり、心房細動との診断を受けました。質問です。
1、狭心症と心房細動とは関係があるのでしょうか?
2,狭心症が原因で心房細動になる事がありますか?
以上の2点宜しくお願い致します。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
狭心症は大きく、労作性狭心症と冠攣縮性狭心症(あるいは微小血管狭心症)の2つに分類されます。
労作性狭心症(いわゆる虚血)による心負荷の結果、心房細動に直接つながることはあり得ますが、微小血管狭心症が心房細動の”直接”要因になる可能性は低いと言えると考えます。
ただし、冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症も、発作を繰り返すようであれば、それによって心負荷が持続的にかかり、心房細動を誘発する可能性も理論的にはゼロではないですが、エビデンス(十分な証拠)はないものと考えます。
※ いずれも生活習慣病がリスクファクターになるという点で、”間接的”には関係性はあるとは言えます。
早速お返事が掲載されるとは思いませんでしたので、びっくりしました。まさかお返事が頂けるとも思っていませんでしたので
感激しました。お忙しい中、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
コメントでのやり取り上、ご助言内容に制限がありますが、ご不明な点があれば、またご遠慮なくご質問下さい♪
再度、質問させていただきます。
83歳女性、10年頃位前から、顎や奥歯などの放散痛が1年に1~2回あり、昨年7月には背中を強烈につかまれたような痛みの発作がありました。微小管狭心症か冠攣縮性狭心症ではないかと思っていますが10分~20分で収まるので受診はしていません。この次いつあの強烈な発作が起こるのではないかと不安です。
質問です。
発作はどの位の間隔で起こるものなのでしょうか?(例えば、数か月に一度、数年に一度、特に決まっていないとか)。
また、発作を繰り返すと心筋梗塞になるのでしょうか?
お忙しい中、よろしくお願いいたします。
再度ご質問ありがとうございます。
「一般的に」冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症の発作頻度は、患者様によって様々です。
年に1~2回の患者様もいらっしゃれば、週に何回も自覚される患者様もいらっしゃいますが、経験的には月に数回以上自覚されるようになると、相談に来院される方が多いです。
冠攣縮性狭心症の発作から心筋梗塞を発症した患者様は、わたくし自身複数人治療に従事したことがありますので、全くないとは言えませんが、労作性狭心症に比較すれば頻度は非常に少ないと言えます。
「どの程度の発作で心筋梗塞になるか」は誰も明瞭に回答することは困難ですが、一般的に頻度よりも症状の程度が強い場合に注意した方が良いと個人的には愚考致します。
※ 投稿者名につきましては、注意事項にも記載の通り、投稿時の「名前」欄にご希望の表示される名前をご記載下さい。
早速にご丁寧なお返事を頂きありがとうございました。良く理解できました。
もう少し様子をみたいと思います。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
ご返信ありがとうございます。
良い方向へ向かうよう祈っております!
はじめまして。質問失礼します。
39歳男性です。
数年前より、胸の痛みと同時に歯の痛みがあり、狭心症ではないかと思っています。
症状は日中にでることはありますが、就寝中が多いです。
痛む時間は10~20分程度で、頻度は月に1~2回程度です。
会社の健康診断でこのことを話しても異常はない、症状があるときじゃないと心電図の結果には現れないというようなことを言われました。
痛みが出る頻度が少ないこと、また、症状がない場合に行っても意味がないのではないかとも思い、まだ病院は受診していません。
病院は受診した方がよいと思われますでしょうか。ご意見をいただけますと幸いです。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
胸痛症状がある場合は、一度循環器内科のクリニックを受診することを推奨致します。
ただし、おっしゃられる通り、冠攣縮性狭心症を疑う症状でもあります。冠攣縮性狭心症につきましては、同じ循環器医でも検査・治療に対する考え方が様々ですので、ホームページ等をよくみて、冠攣縮性狭心症について積極的に取り上げている医療機関を受診することを推奨致します。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
49歳男です。2021年4月頃から毎日続く耳鳴り、静かな空間では耳鳴りと同時に聞こえてくる自分の心音も強く感じており、常に動悸がある状態が続いていました。
そして2021年5月に耐えきれない胸の痛みで救急搬送され入院、カテーテルを使わない造影剤検査のみでだされた病名は冠攣縮性狭心症。
造影剤で見える血管には悪いような箇所は見受けられない。よってごく微小な血管、毛細血管等に異常があるのではないかということでそれから2025年3月までベニジピン塩酸塩4mgと心臓病貼り薬を使用し過ごしてきました。
ですがベニジピンの副作用なのか四六時中続く耳鳴り、鼻の奥で常に出血、歯茎からも出血、口内炎、口角炎等の症状がひどく薬の使用を中断しました。
薬をやめてから3ヶ月過ぎた頃からようやくすべての副作用と思しき症状がなくなりました。
冠攣縮性狭心症の症状は2024年2025年とまったく無かったのもあり、かかりつけ医とも相談して通院も薬ももう必要ないだろうということでそれから約1年2026年3月まで病院も行かずに過ごしていました。
が、2026年2月中旬頃から晩になるとまた耳鳴り、動悸が始まりました。
3月8日に耐えきれない激しい動悸と胸の痛みで夜11時頃近所の病院へ連絡し救急外来で診てもらったところ、心電図の数値が少し悪かったようで
かかりつけの病院へ救急搬送されました。
そこでCTとレントゲンも撮り過去のカルテルからの判断だと思うのですが3月9日に胃カメラ検査、3月10日にカテーテル検査となりました。
胃カメラ検査では食道、胃、十二指腸には何の問題もなし。
そして初のカテーテル検査では心臓の左がわも右がわもどこも悪い箇所はなし。
血管はキレイです。異常は見られないとの診断。
もしかしたらパニック発作等も考えられるのかもという医師のお話し。
そこでエチゾラム0.5mgを処方されました。
発作みたいな動悸が始まったとこに飲んでみてということでした。
3月11日午前中に退院してその日の夕食18時からその後19時頃から22時頃まで動悸があり
たまにくる意識消失しそうな感覚もありましたが
入院して退院したばかりでさすがにもう救急では行けれないと耐えました。
エチゾラムを使用しても効果は感じられませんでした。そして本日3月12日午前9時に目が覚め、用意されていた食事を半分ほど食べたころにまた同じように激しい動悸が始まりました。
この動悸が自分とっては厄介で30分とかでおさまるのなら気にしないのですが2~3時間ドキドキするのでとてもしんどいです。
それと何て言えば伝わりやすいのか表現が難しいですけど
動悸が発生している最中はジッとして身体を動かさずにいると顔が脈拍に合わせて動くのと、耳の奥なのか喉の奥なのか首なのか、その辺で血液の流れを強く感じらます。
なので脈拍数を気持ち悪いくらい感じてしまい、それもまた気持ちの悪さにつながっていると思います。
これを書いている現在3月12日20:30でも軽い動悸がずっと続いています。
調べるとパニック発作や食事後に胃に血液が~で発生する動悸というものもあるようで…
カテーテル検査までしたのに結局自分のこの激しく長く続く動悸の原因がわからないのがもどかしいです。
いま思い出しましたが、最初に冠攣縮性狭心症と診断された医師は心臓のどこかのほんとにごく細い血管がわるいから血中酸素濃度が低くなりやすいとの旨を説明会されたと思います。
たしかに冠攣縮性狭心症と言われてからは高い土地に行けれないようになりましたし、1000メートルほどの標高で胸が締め付けられるようになり息苦しく。
気圧の悪い日も同じく胸の調子が悪くなったりするので…
カテーテル検査で異常なしと言われたいま、このまだ続く動悸や胸痛はどうすればいいのかと不安になります。
ご質問ありがとうございます。
カテーテル検査では、冠攣縮性狭心症の診断として用いるアセチルコリン負荷試験は行わなかったのでしょうか?
「一般的に」”通常の”カテーテル検査のみでは、冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症の診断まではたどりつきません。
したがって、「カテーテル検査で異常なしと言われた」=「冠攣縮性狭心症や微小血管狭心症ではない」とは言えません。
ただし、記載いただいた経過を見ていると症状経過が複雑で切迫感も伝わります。
ここでは文章のみのやり取りとなりますので、これ以上は言及し難いのが事実です。
できるだけ早く信頼できる医師あるいは病院・クリニックに相談されることを推奨致します。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
こんにちは、2度目の質問です。52歳女性閉経してます。
昨年10月に30分弱の胸痛がありました。その時は不整脈がありビソプロロールフマルを処方され痛みもなくなったのですが11月辺りからまたジワジワと痛みが続いてました。我慢できる痛みだし、痛んではとまり、1日痛くない日もあったので、気にはなるのですがそこまで強く訴えていませんでした。先生も神経痛でしょう、とおっしゃってました。しかし今月まだ痛みは続いてる、ストレスも関係しますか?と話しましたところ、ニトロを処方され、少しでも痛かったら飲んで、と言われ2回服用後は痛みもすんなり消え、2日ぐらいは痛みもなく過ごせてました。3回目の服用は効いたのか効いてないのかハッキリ分からない感じでした。
何を質問したいかと申しますと、この様にふんわりとした事を先生に伝えても分かってもらえるでしょうか?
こちらのサイトを拝見し自分は冠収縮性狭心症ではないかと考えました。
素人で分からないですが、この病気は広く知られていて、循環器内科の先生がおられる所なら見抜いていただけるのでしょうか?
次の診察までまだ日があるので不安になり質問さていただきました。
BNPは46でした。
よろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
症状につきましては、修飾せずに、ありのままを先生にお伝えするのがベストと思います。
それが仮にまとまっていなかったとしても、大抵の先生は理解してくれると思います。
冠攣縮性狭心症については、循環器内科の先生であれば、周知の疾患です。
ただし、それに対する向き合い方は先生によって異なることが多いのが事実です。労作性狭心症のように明瞭に結果の出る検査が非常に少ない為、検査や診断的治療の進め方にもやや個人差が出やすいです。
いずれにせよ、”ニトロを処方された”ということは、主治医はつや玉さんと同じように、”冠攣縮性狭心症の可能性”を頭の隅に入れているはずですので、主治医を信じて相談していただくのが良いと考えます。
※ 同質問の前にいただいた質問はこちらと同様の内容でしたので、こちらの質問のみ反映させていただきました。
初めまして。
現在、乳がんの抗ガン剤治療中で、2クール行い、3クール目が今日の予定でしたが、肝機能が落ちたため来週に延期になったところです。
一昨日の夜中、突然、背中じゅうが痛くて目が覚めました。お腹までも響くほどで、トイレに行きましたがお通じが出ても痛みに変化はなく、おなかからくる痛みではないと思いました。
その後、少しずつ収まり始め、範囲が狭くなっていって、最後まで残ったのが背中の上部で、ほぼ中央少し左より位の場所でした。
抗がん剤1回目の投与後からずっと、なんとなく胸苦しさをかんじてきましたが、かかっている病院では、心電図やエコーの結果は投与前と変わらないということで、問題なしと言われ続けてきました。
今回も心電図を取って下さり、その結果は変化なしだから問題ない、とのことでした。
でも実は投与前から、血液検査でBNPの値が上限値20のところ141.40と高く、不安に思ってきました。
(そのことをお話しすると、不安神経症ではないか、という雰囲気が漂いました)
今回、こちらのサイトで微小血管狭心症のことを知り、このまま抗がん剤治療を続けてよいものか、不安に思っています。
主治医(今月から新しい方に代わったばかりです)にどう伝えればいいか、悩んでいます。
お知恵を拝借できませんでしょうか。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
いただいた情報のみからでは、微小血管狭心症の可能性について言及することは困難ですが、微小血管狭心症は一般的に非循環器医からすると聞きなれない疾患のことが多い為、“微小血管狭心症ではないか?”と相談したとしても一蹴されてしまう可能性もあるかもしれません。
ただし、”今悩んでいる症状”をあるがままに主治医に伝えれば、大抵の主治医は良い方向へ向かうよう、何かしらの策を考えてくれるはずです(”目が覚める程の痛み”であったのであれば、なおさらだと思います)。
尚、BNP値はご自身の中での比較が大事ですので、抗がん剤投与前後での変化をみてみることをお勧め致します。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。
はじめまして。64才 女性です。
症状:「左胸」と「背中の左側」が同時に差し込むような激痛が突然おこる。
それは4~5年ぐらい前から、年に2回ぐらいおこる。
痛みの持続時間は10分~20分ぐらい。
急いでベッドに行き、うつぶせになり、夫が背中の左側をさすってくれます。
痛みが治まるのをうなりながら、ひたすら我慢します。
昨年と今年、症状があった日と痛みの持続時間:
(一昨年以前は記録していません)
2025年3月28日(金)AM9時台 10分ぐらい
2025年10月2日(木)PM9時台 20分ぐらい
2026年1月12日(月)PM7時台 10分ぐらい
持病:成人喘息【アスピリン喘息】
2004年10月(42才)他院で処方されたロキソニン錠で発症
「A」総合病院の呼吸器内科に定期受診
シムビコートタービュヘイラーとメプチンエアーを定期処方
備考:夫は2006年6月(47才)脳出血を発症
左片麻痺【左上肢は肩から指先まで動かず、左下肢はひざ下から指先まで
動かず】、身体障がい者1級
歩行は金属支柱の短下肢装具を装着してT字杖を要する。
外出は自宅周辺のみで主治医の指示で歩行介助が必要。
今年で20年、入浴介助などの在宅介護を私が担っています。
「A」総合病院の神経内科および内科医であるB医師に夫婦で定期受診
夫は脳出血の合併症で高血圧症あり。元々、胃腸が弱い体質。
私は20代から片頭痛と緊張型頭痛持ち(閉経後完治)。 元々、胃弱体質。
それで、B医師に定期検査や服薬治療を受けています。
夫がインターネットで調べたところ、「微小血管狭心症」という疑いもあり、
治療せずに放置しておくと心筋梗塞のリスクもあるということで、
心臓MRI検査(造影剤なし)を受けて診断を仰ぎたいと思い、
主治医B医師に、院内紹介をお願いしました。
夫がインターネットで調べた際に、名前が出てきた循環器内科のC医師を
こちらから指名しました。
3月30日に初診で、【上記に記載した内容と同じ文書をC医師に手渡しました】
【造影剤の使用は、アスピリン喘息による重篤な副作用のリスクがあるため
心臓MRI検査(造影剤なし)を希望いたします。】←この文言も書いてあります。
夫も同席したところ、【こちらからの文書と問診票も、きちんと読んではくれず】
開口一番、高圧的な物言いで『わたしはね。冠攣縮性狭心症だと思うんだよ!
心臓カテーテル検査をやるから!』
私のロキソニンで発症したアスピリン喘息に対することも、同席した夫のことにも
一切ふれずに、心臓カテーテル検査の説明さえもせずに、一方的に日程を入れようと
しました。
私は、夫のショートステイをケアマネに相談する必要があるので、
受け入れてくれるところが決まらなければ、日程は入れられないことを
きっぱりと言いました。
夫が、「妻はロキソニンで発症したアスピリン喘息の持病があるので、
心臓カテーテル検査の前に、【診断的治療】でニトロを処方していただくのは
どうでしょうか?」と聞いたら、
C医師は激高して、『心臓カテーテル検査で確定診断も出してないのに、
この人(私に指を指して)は、年に2回しか症状が出ていないのに、
ニトロ100錠飲ませろと言うのか!!』と言い放ちました。
【C医師の言動は意味不明です】
すぐに私が「夫はそんなことは言っていません。
私が造影剤などの薬でアナフィラキシーショックをおこすことを
心配して言ってくれたんです。」と言いましたが、
C医師には無視されました。
C医師の年齢は、私と年齢が近いようです。(病院のプロフィールによると)
還暦を過ぎて、この言動はひどすぎると内心思いました。
帰宅後インターネットで調べたら、
C医師は「A」総合病院の循環器内科のトップの位置で
心臓カテーテル検査を年間2000件実施しているそうで、
C医師に受診すると必ず心臓カテーテル検査を強制するそうです。
患者の体や患者の家庭のことなどは蔑ろにして、患者を自分の実績の数に
カウントする手段にしか考えないC医師の言いなりにはなりたくないと
思いました。
初診した日は、C医師の言動を思い出すと悔しくて眠れませんでした。
夫と私の主治医B医師と呼吸器内科の医師は、私共より少し年上ですが
患者の話をよく聞いてくださって適切な治療をしてくださいます。
医師と患者は、信頼関係で成立すると私は思います。
だから、両方の医師とは20年近くつながりがあるんだと思います。
自分で、別の病院を探そうと思い、インターネットで調べています。
飯田先生の医療コラムを読ませていただきました。
「微小血管狭心症」、「冠攣縮性狭心症」のことを
とてもわかりやすく解説なさっていて、ありがたいと思いました。
飯田先生のお考えをお聞きしたいのですが、
【ロキソニンで発症したアスピリン喘息を持つ患者】は
どのような検査を受けるのが適切なのか?
「検査名」を教えていただけたら幸いです。
どうにか別の病院を自分で探して、
【ロキソニンで発症したアスピリン喘息を持つ患者】が
安心して受けられる検査を提案してくださる病院で、
信頼して検査を受けたいと思っております。
初めまして!
ご質問ありがとうございます。
まず、大前提として、”冠攣縮性狭心症はカテーテル検査で診断可能ですが、微小血管狭心症はカテーテル検査までしても診断が困難なことが多い”という理解が必要です。
その上で、みきさんの想いが、「診断を”優先”したいのか?」、「症状の改善を”優先”させたいのか?」という点がポイントになってくるかと愚考致します。
冠攣縮性狭心症・微小血管狭心症の検査として、Holter・心臓MRI・アイソトープ検査等も挙げられますが、いずれも補助的立ち位置であり、「診断を”優先”したい」のであれば、カテーテル検査が直結となります(もちろんその前の最低限の評価として心エコー等の検査は必須となります)。
ただし、ご指摘の通り、まずは”ニトロ等による診断的治療”を行ってから”、というのが「一般的」ではありますが、ここに正解はありませんので、実臨床では患者さんの状況(造影剤使用リスク含)や先生の考え方によって、精査治療方針は様々です。
また、みきさんの場合は、「激痛」だったとのことですので、”微小血管狭心症よりも冠攣縮性狭心症の方が考えやすい”、”早めの診断がbetter“と考えるC医師の気持ちも理解できます(”仮に”冠攣縮性狭心症による激痛であったのであれば、一過性の心筋梗塞に至っている可能性も否定できません)。
一方、「症状の改善を”優先”させたい」のであれば、やはり”ニトロ等による診断的治療”を先行させるのがbetterかと愚考致しますが、症状の程度が強い・頻度が増多しているということであれば、状況が変わってきます。
ここでは文章のやり取りのみですので、これ以上の言及は困難ですので、一つの参考にしていただき、ホームページ等で説明されている冠攣縮性狭心症・微小血管狭心症の内容にご自身の考えが一致するクリニックや病院を受診いただくことをお勧め致します(治療がうまく進む最も大事なポイントは患者さんと医師との信頼関係と考えますので)。
※ 当コメントは、いただいた情報に対する”一般論”としてご回答しております。治療方針等につきましては、”必ず”近医または主治医の指導を仰いでいただきますようお願い致します。