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医療コラム

花粉症の点鼻薬は何が良いの?|湘南いいだハートクリニック|平塚市の内科(一般内科・循環器・心臓血管)

花粉症の点鼻薬は何が良いの?

こんにちは!

明日から「マスクの着用については個人の判断に委ねる」こととなり、マスク着用ルールが緩和されることとなりました。

しかし当院には心臓の病気を抱えた患者様やご高齢の患者様など多く通院されております。そのような患者様を守る為にも引き続き当院へ来院する際にはマスクの着用をお願い致します。当院でも引き続き感染予防・衛生管理に努めていく所存です。

 

では、今回は前回の花粉症の飲み薬についての記事に引き続き、花粉症の点鼻薬について説明したいと思います。

花粉症の点鼻薬の基本はステロイド点鼻薬

 点鼻薬には、大きく分けてステロイド点鼻薬と血管収縮点鼻薬がありますが、花粉症治療の主体はステロイド点鼻薬です。

 一方で、市販の点鼻薬の多くは血管収縮点鼻薬になりますので、この両者の違いをしっかり理解しておくことが大切です。

ステロイド点鼻薬は時間をかけてじわじわ効いてきます

 ステロイド点鼻薬を開始したけども効果が乏しかったと感じ、すぐに中止されてしまう患者さんもいらっしゃいますが、ステロイド点鼻薬には即効性はなく、長く使い続けることでしっかり効果が現れてくる点鼻薬になります。通常は3~5日間の使用で効果が出始めます。

 一方、その多くが血管収縮点鼻薬である市販の点鼻薬(塩酸ナファゾリンや塩酸トラマゾリン等が成分のもの)は、即効性があるので効果を実感しやすく患者さんの受けが良いのですが、鼻の血管そのものを傷つけてしまう為、長期間の使用はできません。特に1日に複数回 14日以上使用すると薬剤性鼻炎を発症しやすい為(逆に鼻症状を悪化させ離脱できなくなります=依存性)、使用は1日2回までかつ10日間までの短期間での使用が推奨されています。

 したがって、花粉症に対して点鼻薬を使用する場合には、ステロイド点鼻薬の使用をメインにしましょう。

ステロイド点鼻薬の中でお勧めはどれ?

 花粉症の点鼻薬のメインであるステロイド点鼻薬で有名なものは、アラミスト点鼻・ナゾネックス点鼻・エリザス点鼻・フルナーゼ点鼻の4つになります。

 この中で、フルナーゼ点鼻は1日2回点鼻が必要ですので、1日1回の点鼻で済む他3剤が昨今は好まれる傾向にあります。

アラミスト点鼻・ナゾネックス点鼻

 1日1回の点鼻で効果が持続する3剤のうち、アラミスト点鼻・ナゾネックス点鼻は霧状のスプレーになる為、鼻腔を直接刺激し効果を実感しやすいと感じられる患者さんが多いです。

 この2剤のうちアラミスト点鼻は、特に眼の症状(眼のかゆみなど)にも効果があるという報告があったことから、当院では特にこだわりのない限りはアラミスト点鼻を選択することが多いです。

エリザス点鼻

 アラミスト点鼻・ナゾネックス点鼻は霧状のスプレーでしたが、逆に鼻腔を直接刺激するので刺激に弱い患者さんや液垂れが苦手な患者さんでは、粉末状のエリザス点鼻を用います

 鼻腔内に粉末を散らす感じになりますので、効果の実感しやすさでは上記2剤にやや劣るかもしれません。

ステロイド点鼻薬の副作用は?

 ステロイド点鼻薬の使用の際に気になるのはその副作用ですが、ステロイドの内服あるいは注射と異なり、ステロイド点鼻薬は局所にしか作用しない為、長期間使用しても副作用の心配はほぼありませんのでご安心下さい。

ステロイド点鼻薬の次の選択肢として抗ヒスタミン点鼻薬

 尚、ステロイド点鼻薬・血管収縮点鼻薬以外に、抗ヒスタミン点鼻薬もあります。

 インタールやザジテン、リボスチン点鼻薬が有名で、ステロイド点鼻薬と異なり即効性がありますが、内服薬と同様に眠気が生じる可能性があります。

 花粉症の点鼻薬はステロイド点鼻薬がメインの治療になりますが、それでも効果が乏しい場合に用いる補助的な位置づけになります。

 上記の通り、点鼻薬は現在市販のものが即効性があり、どうしても依存していまいがちですが、長期を見据えたしっかりした治療をするには、ステロイド点鼻薬が基本の治療薬であることを頭に入れておくことが大切です。

 

 花粉症は内服薬から点鼻薬、点眼薬に至るまで、実経験も踏まえて適切なアドバイスができると思いますので、花粉症でお悩みの患者様は遠慮なく一度ご相談下さい!

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