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医療コラム

高尿酸血症の薬に頼らない治療法|湘南いいだハートクリニック|平塚市の内科(一般内科・循環器・心臓血管)

高尿酸血症の薬に頼らない治療法

 おはようございます!

 前回の「尿酸が高いとなぜいけないの?」のコラム記事では高尿酸血症が引き起こす疾患について説明しました。

 今回は、その高尿酸血症を”薬に頼らずに治すこつ”について説明したいと思います。

肥満の方は、食事の量を抑えて体重を落としましょう

肥満を解消すると、多くの方は尿酸値が下がっていきます。その為に食事で気を付けるポイントは、次の3つです。

適正カロリーを守ること

 1日の適正カロリーの目安は、標準体重×25~30kcalですので、これを指標に食事量を調整しましょう。

 標準体重は、身長(m)×身長(m)×22で求めることができます。

プリン体のとりすぎに注意

 プリン体を摂取したらいけないということはありませんが、多く取りすぎないように注意を払うことは大切です。

 特に下に挙げたものは非常に多くプリン体を含んでいるので、摂取しすぎないように注意しましょう。

アルカリ性食品を積極的にとる

 尿酸値が高いと尿が酸性になり、尿酸が溶けにくくなって尿路結石ができやすくなります。

 野菜、牛乳、海藻などのアルカリ性食品を積極的にとるとともに、水分を十分にとることが大切です。

飲酒を減らしましょう

 ビールにプリン体が多く含まれることはよく知られていますが、ビールに限らずアルコールそのものが尿酸値を上げる要因になります。尿酸値の高い方はなるべくお酒そのものを控えましょう。

水分を十分にとりましょう

 尿酸は尿から排泄される為、尿の量が増えれば、体内の尿酸が体の外へ出やすくなります。

 したがって、12Lを目安に積極的に水分をとりましょう。

 ※ 心不全や腎不全で水分制限の指示を受けている方はこの限りではありませんので、担当の先生にご相談下さい。

 ※ 甘いソフトドリンクは肥満につながり、痛風のリスクを高めます。

適度な有酸素運動をしましょう

 生活習慣病の予防という観点からも運動が推奨されます。

 ただし、激しい運動はかえって尿酸値を上げてしまう原因になる為、ウォーキングのような軽い有酸素運動を継続して行うのが効果的です。

ストレスを発散しましょう

 痛風になる方は、仕事をばりばりこなす行動的な方が多いと言われています。

 こうしたタイプの方はストレスにさらされやすく、ストレスによって尿酸値が上がりやすいと言われています。

 このような方は十分な睡眠、適度な運動など、体に優しい自分なりのストレス解消法を見つけて下さい。

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